EAGLE INDUSTRIES製実物イレイザーベスト（ERASER VEST）ボディアーマーのカバーです。
色はUCP迷彩（ACU迷彩）となっております。
ラベルにプロトタイプと記載があることから、大量生産されたモデルではなく、試作品とわかりますが、詳細不明です。
メーカー公式サイトにおいてはこの型番でReleasable Side Entry Vestという名称で掲載されていますが、写真や商品仕様についての記載はありません。
クイックリリース機能つきのボディアーマーでMOLLE式のウェビングつきなので、自由にポーチを配置可能です。
本来は前後にソフトアーマーとプレートを入れられますが、付属していません。
ソフトアーマーは米軍OTV裁断のものを使うようで、フロントパネルのソフトアーマー収納部は左右にわかれた形状のソフトアーマーを収納するようになっています。
フロントパネルのソフトアーマー収納部内側のベルクロ位置もOTVのソフトアーマーのベルクロ位置と一致しており、前後とも同サイズのOTV用ソフトアーマーが収納できる作りです。
グローインアーマーはOTVと同じ取り付け方式のものを使用できます。
ヨークやスロートの取り付け方式はOTVやIOTVのものと異なるようです。
肩部分にはDリングがあり、米軍のTAP（TACTICAL ASSAULT PANEL）を取り付けられるようになっているのかと思います。
3枚目の写真のようにフロントパネルにはカンガルーポケットとサイドプレートポケットもついた仕様です。
胸部と背中側上部には徽章用のベルクロがついています。
このベストのラベルのようにNSNやコントラクトNOの欄がN/A表記や空欄ではなく、XXXXXXX表記のイーグル製品は米軍放出品で見ることが多いように感じます。具体的には当ホームページに掲載しているCBのMAR CIRASがそうです。
つきましては推測となりますが、こちらは米軍向けに作られた試作品の可能性があります。
このイレーザーベストは製造時期が2007年と2008年のものが確認されていて、CB(Coyote Brown コヨーテブラウン）色のものも存在していることから、陸軍と海兵隊の両方へ向けて開発されたのかもしれません。
OTVのソフトアーマーやグローインプロテクターが使用でき、TAPにも対応していて、OTVにはなかったクイックリリース機能があることから、余剰となったOTVのソフトアーマーを再利用できるように開発されたものという推測ができます。
なお、2007年に米陸軍はIOTVを採用し、2006年に米海兵隊はMTVを採用していたことを考えると、製造時期からして、OTVの後継として開発されたというわけではなさそうです。
米軍からの開発依頼ではなく、メーカー側が独自に米軍向けへ開発したのかもしれません。
米軍においては官給品のMOLLE2装備やSPEC-OPS製品やTACTICAL TAYLOR製品やBLACKHAWK!製品などに比べてイーグルのUCP迷彩装備の使用例は少ないですが、UCP迷彩のRRVやUH-92ホルスターなど一部使用例がありました。
米空軍一般部隊や米法執行機関の一部もイーグルのUCP迷彩装備を使用していたようです。
サイズとオプションパーツの有無でわけて販売しているので、選んでご注文ください。
型番：ERASER-L-MS-UCA（Lサイズの場合）
製造ロット：2008年代でまちまちです。
状態：デッドストック新品。放出品ではありません。保管時についた小傷や細かい汚れはありますが、きれいです。6枚目と7枚目の写真は過去に未組み立ての状態で入荷した個体ですが、青で印をしたパーツが見当たりません。どこか分かり辛い箇所に使用されている可能性もありますし、付属していない可能性もあります。
備考：写真と同等品を発送致します。組み立て済みの状態での発送です。マニュアルはありません。袋は付属していないことがあります。
