イギリス軍放出のMARITIME CIRAS型のボディーアーマーベストとポーチ5個とソフトアーマーのセットです。
色はハンドグレネードポーチ（APグレネードポーチ）1点以外はカーキ・コヨーテ系となっております。
形状としてはイーグルのマリタイム サイラス型で、本来はクイックリリース機能付きですが、クイックリリース機能は除去されているようです。
ほぼ全面にMOLLE式のウェビングが付いており、自由にポーチを配置できます。
ソフトアーマー収納部分はベルクロ開閉式です。
背中側上部にはキャリングハンドルが付いています。
両肩にはショルダーパッド付きで、必要に応じて着脱可能です。
イーグル製とは違い内側にグローインアーマー取り付け用ファステックスは付いていません。
首周りにはベルクロがついているので、ネックアーマーは取り付け可能です。
内側にはウエストベルトがついています。
前後にイージスエンジニアリング（AEGIS ENGINEERING）製ソフトアーマーが入りです。
本来BALCSカットのソフトアーマー用に作られているものと思われ、付属のソフトアーマーでは形があわなかったようで、一部切られた状態で使用されています。
本来は前後にプレートも入りますが、こちらにはソフトアーマーだけしか入っていません。
ポーチはXtp製トリプルマガジンポーチ1個、Viper製ダブルマガジンポーチ1個、英軍DDPM迷彩ハンドグレネードポーチ1個、メーカー不明イーグル製型メディカルポーチ、メーカー不明イーグル製MBITRポーチ型ラジオポーチです。
マグポーチはいずれもコードでマガジンを保持するタイプのオープントップマガジンポーチで、最大で5本M16やL85のマガジンを携行できます。
ハンドグレネードポーチは英軍官給品のデザートDPM迷彩のもので、ファステックス開閉式ですが、塗装されていて、元の色がわかりにくくなっております。
メディカルポーチはジッパー開閉式で、内側に包帯などを保持するためのゴムバンド付きです。
ラジオポーチはファステックス開閉式となっております。
イギリスにおいてはWarrior Assault Systems（WAS）とTAS(Templar Assault Systems)においてMAR CIRAS型ボディアーマーが製造され、他にもアメリカのTAG（Tactical Assault Gear）やドイツのOberland Gearなど様々なメーカーで製造されていましたが、ベルクロなどから判断すると、おそらくこちらは本来サバイバルゲーム用の民生品です。
メーカー不明ラジオポーチとメディカルポーチはおそらくもともとこのベストに付属してたものです。
表記サイズ：ベスト本体にはなし。ソフトアーマーの表記サイズは42Rですが、前述のようにベストにあわせて一部切られています。イーグル製CIRASとの比較からすると、ベスト本体はSMALL寸です。ソフトアーマーの表記サイズは42Rなので、かなり大きい表記サイズですが、現物は大きくないので、おそらく本来は小型のインナーボディアーマー用のものだったものと思われます。
状態：中古。英軍放出品。全体的に塗装された状態です。キャリングストラップに英軍のダクトテープ（スナイパーテープ）がまかれていますが、破損があるわけではなく、滑り止めで巻かれているのかと思います。クイックリリースハンドルが取り外されており、胸部のクイックリリースハンドルを取り付ける部分のストラップと背中側のサイズ調整部のフラップの取っ手のストラップそのストラップが入る箇所が切り取られた状態です。ウエストベルトのベルクロと接していた関係で、裏地のメッシュ生地がだいぶ傷んでいます。ソフトアーマーの外装に一部破れがあり、ダクトテープで補強されている箇所があります。左肩のショルダーパッドに文字の書き込みがあります。このように色々と問題点があり、使用感やベルクロの劣化もありますが、このまま使える状態です。
備考：前述のようにベスト自体とポーチ2点はエアソフト用の品ですが、実物ソフトアーマーや他社製ポーチとの組み合わせで実際に英軍において使用されていた品で、大変資料価値は高いかと思います。
