ベトナム戦争時の南ベトナム軍（ベトナム共和国軍）実物のキャンバス製コンバットブーツです。
インドシナ戦争時のフランス軍のキャンバスシューズを参考に開発されたものと思われ、革製コンバットブーツや米軍供与のジャングルブーツとともに使用されました。
米軍のジャングルブーツと違い、革は使われておらず、ゴムとキャンバス生地で作られています。
ソール（靴底）は米軍のビブラムソールに似ていますが、少し違う仕様です。
スタンプはサイズ表記のみとなっております。
いろいろと南ベトナム軍のキャンバスブーツはバリエーションが存在しますが、こちらは丈が長めのタイプで、アイレット（鳩目）が10個のタイプです。
側面に丸型の補強がないタイプも存在しますが、こちらは補強ありのタイプとなっております。
サイズの表記方式などの特徴が一致しないので、フランス軍のものではないです。
表記サイズ：8（米軍のブーツの8寸（26cm寸）とほぼ同様のようです）
状態：中古。南ベトナム軍実物放出品。ソールとトゥキャップ（つま先部分の補強）にダメージがかなりあり、片側はキャンバス部が一部むき出しになるレベルでソールがすり減っています。撮影時だけはくという使い方ならばなんとか使えると思いますが、サバイバルゲームやリエナクトではいて歩き回るのは無理な状態です。
備考：丈の長いタイプの南ベトナム軍キャンバスブーツでもアイレットの数がここまで多いものはないようですが、南ベトナム軍のブーツとしてはかなりサイズが大きいものなので、その関係のようです。南ベトナム軍のブーツでここまで大きいものはなかなかありません。
