詳細不明のアモニションポーチです。
色はカーキとなっております。
米軍タイプの金属ボタン開閉式です。
本来は背面に英軍P37装備と同様のフックとストラップがついていたようですが、取り外されています。
中央の縫い目が解かれており、左右のポーチがつながった状態に改造されており、前述のように背面のパーツが取り外されているので、本来のベルト取り付け用のポーチではなく、小物入れのような使い方をされていたようです。
本来はイギリス軍のP37ダブルアムニションポーチに近い形状だったようです。
しかし、前述のように背面のフックとストラップを取り外した痕跡があります。
ボタンは米軍と同タイプで、これは改造ではなく、元々のもののようです。
英軍でこのタイプのボタンが使われるようになったのはP44装備以降なので、英軍のポーチではないものと思われます。
P37タイプのポーチはカナダ、オーストラリア、インド、南アフリカでも作られていたようですが、このボタンを使ったものを確認できませんでした。
ベルギー軍は戦後にP37タイプのダブルアムニションポーチを作っていましたが、このボタンを使っていたもののの存在は確認できません。
デンマーク軍のM-45/50装備はP37タイプの装備を一部含んでいて、このタイプのボタンを使ったものもありますが、この形状のポーチの存在は確認できませんでした。
以上の中だと似た生地のポーチも確認できているデンマーク軍のものの可能性が1番高いかと思いますが、他の国の可能性の方が高いかと思います。
状態：中古。前述のように改造されているので、本来の使い方はできません。
備考：米軍など各国の放出品に混じってみつかりました。
