ギリシャ軍?米軍タイプマウンテンラックサックOD

ギリシャ軍?米軍タイプマウンテンラックサックOD
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ギリシャ軍のものと思われるマウンテンリュックサック(M1-1942 Mountain Rucksack)です。
色はODとなっております。
金属製フレームがついた大容量バックパックで、表面に3つポケット付きです。
右側面に装備品取り付け用のアイレット(鳩目)が2か所についた仕様となっております。
ウエストベルトと装備取り付け用のカーゴストラップ付きです。
ショルダーストラップの片側はクイックリリース機能が付いています。
4枚目の写真のようにフレームの左側下部にフック付きのストラップが取り付けられていますが、縫製からして、おそらくこちらは製造時からのものではなく、あとから将兵が改造したものです。

アメリカ軍のマウンテンリュックサックと大変近い作りですが、細部から判断して米軍のものではありません。
フラップ(蓋)の裏側のポケットに使われているアルミジッパーが1957年創業のギリシャのメーカーであるZAMA製であることから、ギリシャ軍のものである可能性が高いです。
第二次世界大戦後のギリシャ軍はミュゼットパックやカートリッジベルトなど様々な米軍の第2次世界大戦時の装備のコピー品を採用していたので、マウンテンリュックサックのコピーも製造していたと思われます。
米軍のODのマウンテンリュックサックにはM1942後期型(88F型)、M1951、M1952の3タイプ存在しますが、こちらはM1951にM1952のショルダーストラップを取り付けた仕様に近いです
ただし、M1951やM1952ではストラップの一部が革製ですが、こちらのストラップは全てコットン製となっております。
米軍のものにない特徴で右側面の装備品取り付け用アイレットの左右にループがついていて、ここに必要に応じてフックで装備を取り付けたり、ストラップを取り付けることができるようです。


M42マウンテンリュックサックの中でも中期型にあたる仕様のもので、制式には1942年8月26日採用のJ.Q.D. 88B型です。
初期型(J.Q.D. 88型)ではM1941マウンテンリュックサックと同タイプのショルダーストラップが使われていましたが、こちらのタイプではショルダーストラップが改良されています。


状態:中古。実物放出品。多少の使用感や汚れはありますが、破損はなく、状態は良いです。
備考:もとはベトナム戦争装備のコレクターから詳細不明ということで購入したものです。米軍のものだと欠損していることが多いカーゴストラップやウエストベルトがこちらには付属しています。
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