米軍・南ベトナム軍インビジブルリーフ迷彩生地使用シビリアンリーフ迷彩ハンティングジャケット

民生品のリーフパターン迷彩のハンタージャケットです。
ベトナム戦争時にアメリカ軍や南ベトナム軍で使われていたタイプのシビリアンリーフ迷彩（コマーシャルリーフ迷彩）生地で作られています。
裾ポケット2つというポケット配置で、ボタンと前あわせは全てボタン開閉式です。
ボタンは米軍の初期から中期のユーティリティシャツなどと同様の平ボタンか使われています。

この迷彩は本来米軍で試作されたものですが、制式採用されず、ベトナムや民間市場に生地が流れました。
色落ちすると色が薄くなることから、インビジブルリーフとも呼ばれるほか、南ベトナム軍のパステルリーフ（レンジャーパターン）の初期型とも呼ばれています。
この生地を使った戦闘服がベトナムでは作られ、米軍軍事顧問や南ベトナム軍の空挺部隊やレンジャー部隊などでで使用されていました。
民間市場ではこちらのような狩猟用の被服に生地が使われていたようです。
当時のダックハンター迷彩の民生品の被服のように一部この迷彩のハンティングウェアもベトナム戦争で使われていたという話もありますが、はっきりはしません。
ベトナム戦争装備の再現に使用する場合はこのまま使用するのではなく、ポケット配置や袖口などを改造する方が確実に無難です。


表記サイズ：判読不能（各社のハンティングジャケットのX-LARGE寸程度です）
実寸サイズ：肩幅＝57cm　身幅＝70cm　着丈＝69cm　袖丈＝55cmですが、素人計測のため、多少の誤差はご了承ください。ハンティングジャケットのため、大きめの作りです。
状態：中古。放出品ではないと思われます。破れはありませんが、生地の表面に数カ所傷があります。ラベルの文字は消えてしまっていて、判読できません。
備考：古着として米軍やヨーロッパ各国軍の放出品の被服と共に流通していたものです。この類の民生品迷彩服が仮想敵部隊や物資不足の軍で使用される事例もありましたが、こちらは民間で使われたものの可能性の方が高いかと思います。